制作の日々、出店レポート、革のこと。 ブランドの裏側を少しだけ
2026/08/28 21:36

最近、夕方になると少しだけ風が変わってきた気がします。
まだまだ暑いのですが、
日が落ちる時間が少し早くなったり、
帰り道の空が前より少し秋っぽく見えたり。
季節って、気づかないうちに少しずつ進んでいるんですね。
こんばんは。
🇹🇼台湾出身のバッグデザイナー
de’syuのsyu_uiiiです。
今日は、この小物入れについて。
実はこれ、自分でもかなり気に入っている作品のひとつです。
普段はバイト先の鍵と名札、
それから交通系ICカードを入れて使っています。
仕事に行くときに必要なものをひとまとめにできるので、
自分の中ではかなり出番の多い小物になりました。
自分で作った作品なので、
多少ひいき目もあるかもしれませんが、
特に好きなのが、手で持ったときに見える曲線です。
少しふっくらとした膨らみと、
丸みのあるシルエット。
正面から見たときだけではなく、
横から見たときの厚みや、
手の中に収まったときのフォルムまで意識してデザインしています。
そこにドイツシュリンクレザーの細かなシボが合わさることで、
シンプルな形の中にも少し表情が出る。
この革と、この曲線の組み合わせが、
自分はすごく気に入っています。
もちろん、
簡単に、早く作ろうと思えば
もっと単純な形にもできます。
でも、この曲線や膨らみをきれいに出そうとすると、
見た目以上に細かな調整が必要で、
意外と手間のかかる作品だったりします。
作る側からすると、
もう少し簡単にしたほうが効率はいい。
それでも、
手に持ったときのこの形を見ると、
「やっぱりこのフォルムにしてよかったな」と思います。
使いやすいことも大切ですが、
毎日の中で何気なく手に取ったときに、
少し気分が上がるような形。
そんなものを作れたらいいなと思っています。
今回の写真では、
いつもより少し近づいて、
曲線や膨らみ、横から見たシルエットまで撮ってみました。
出店先で見かけたら、
ぜひ一度、手に取ってこの形を見てもらえたら嬉しいです。
