制作の日々、出店レポート、革のこと。 ブランドの裏側を少しだけ
2026/10/19 20:23
デザインには、ひとつの正解がないと思っています。
自分が気に入っている形も、
見る人によっては、少し変わった形に見える。
使いやすさを考えて加えたものが、
誰かには、余計なものに感じられることもある。
「こういうつもりで作りました」と説明することはできても、
それで相手の感じ方まで変えられるわけではありません。
こんにちは🇹🇼
台湾出身のバッグデザイナー、syu_uiiiです。
作ったものが自分の手を離れると、
そこには、見る人それぞれの感覚や経験が重なります。
同じものを見ていても、
同じように受け取るとは限らない。
そこが面白くもあり、難しくもあります。
人との接し方も、少し似ているのかもしれません。
気を遣ったつもりの言葉が、
思いがけず距離を作ってしまったり。
相手を思って何も言わなかったことが、
冷たさとして伝わってしまったり。
「ああ、そう受け取られたんだ」と、
あとになって気づくことがあります。
本当は、そういうつもりではなかった。
そう言いたくなるけれど、
説明を重ねるほど、言い訳のようになってしまうこともある。
自分がどういう気持ちだったかと、
相手がどう感じたか。
どちらも、そこにあるものだから、
自分の意図を伝えるだけでは、ほどけないこともあるのでしょう。
誤解されたままでいるのは、
やっぱり、少し寂しいです。
それでも、すべてをわかってもらおうとするより、
自分にはそう見えていなかったことも含めて、
受け止めるしかないときもあるのかなと思います。
デザインも、人との関係も、
自分の思いだけでは完成しない。
思いどおりに伝わらなかったことを、
すぐに失敗と決めずに、
少し時間を置いて眺められるようになりたいです。
……形を整える仕事をしていますが、
気持ちの整理は、まだまだ練習中です。笑
